ブログを実践していると「記事を書かなきゃいけないんだけど、記事ネタが思いつかない…!」という悩みが生じることは多々あると思います。
- ブログに何を書けばいいかわからず何時間も経ってしまう。
- ブログを長く続けてきて、そろそろネタ切れかも…。
- ブログの記事ネタを効率よく探す方法を教えてほしい!
この記事ではそんなお悩みに対して、複数のブログ(雑記ブログ / 特化型ブログ)を運営してきて数年になる経験から、ブログの記事ネタの探し方や、記事ネタが思いつかない根本的な原因を解説していきます。
ぜひ、日々のブログ運営の参考になれば幸いです。
なぜブログ記事のネタ切れが起きるのか
ブログ記事のネタ切れが起こる原因は様々なものが考えられます。
- アンテナの感度が低いから
- 自分の意識の問題
- リサーチや勉強不足
このような原因を想起する人は多いですが、僕はブログ記事のネタ切れが起きる最大の原因を「ブログに対する定義の問題」だと考えています。
ブログの記事ネタが思いつかないことに悩んでいる人の多くは、
ブログ=自分の主張をする場所、書きたいことを書く場所、日常を切り取る場所
と定義しているような印象を受けますが、そうなるとブログのネタも自分の感情や日常に左右されるわけで、気持ちが乗らない時や何も発信したいことがない時はブログが書けなくなってしまいます。
一方で、ブログの記事ネタに悩んでいない人は、自分の外側の世界から刺激を受けて記事を書いたり、
ブログ=困っている人や悩んでいる人に対して価値提供する場所
としてブログ記事を書いている傾向にあります。
そもそも芸能人でもなんでもない人が好き勝手に記事を書いても誰からも読まれません。

誰かの為になるブログや誰かの悩みを解決するブログを作ろうとすると、必然的にブログに書くネタも見えてきます!
参考:一般人がブログで収入を得るために知っておくべき8つのこと
ブログを運営する目的から逆算しよう!
そもそも「ブログ」と言っても、運営する目的は人によって様々です。
世の中に対して問題提起したいブログもあれば、趣味として運営したいブログもあり、自分の仕事の集客のためにオウンドメディア的に運営したいブログもあるでしょう。
ブログの記事ネタが思いつかないことに悩む人の多くは、そのブログを運営する目的がアバウトであるケースも多いです。

逆に明確な目的意識が持てている人は、記事ネタにもさほど悩むことはない印象です。
例えば、雑記ブログなのか特化ブログなのかによっても考え方は変わってきますし、ブログを書く目的が「収益化」にあるとしても、アドセンスで収益化するのか、特定のアフィリエイト案件で収益化をするのか、あるいはメルマガやLINEにオプトを流して自社商品を販売するのかによってもアプローチは変わってきます。
雑記ブログでアドセンスをガンガンやっていく場合は、記事を書く目的も「アクセスをとにかく伸ばすこと」になりますし、特化ブログの場合は「サイト内に必要な記事を洗い出すこと」から始めることが必要です。
また特定のアフィリエイト案件での成約を目指すのであれば、その商品に興味がある人が検索するキーワードを洗い出すことが大事ですが、アドセンス主体の場合はとにかく検索ボリュームを優先させるべきです。
このように、ブログを運営する目的によって、あるいは目指していく目標地点によって、どんな記事を増やしていけばいいのか、どうアプローチしていくべきかも変わってくるので、まずは「何のためのブログなのか」をハッキリと定義しましょう。
もうブログが完結しているなら気にしなくてもいい
そもそもブログとは「永遠に記事を増やし続けないといけないもの」ではありません。
ブログの規模や目的によっては、数10記事を入れてしまえば、あとは新規で記事を追加しなくても良い場合(=ブログが完結してしまう場合)もあるでしょう。
その場合は、無理やり新しい記事を書くのではなく、既存記事のメンテナンス中心に進めていって、新しいブログを立ち上げて、そちらを育てていく方が望ましいケースもあります。
そもそも、このブログに新しく記事を入れる必要があるのか?
そこから見直してみるのも時に効果的です。
誰かが既にそのネタで記事を書いていようと関係ない
「既にライバルが書いているから…」という理由で、その記事ネタを見送る人もいますが、既に誰かが書いた記事ネタを自分が書いてはいけないこともありません。

誰かが『鬼滅の刃』の感想記事を書いているからといって、自分が書いても意味がないことにはならないはずです!
仮にライバル記事が検索結果画面上にいようとも、
- 他のライバル記事と着眼点や切り口を変えてみる
- 他のどの記事よりもわかりやすくまとめてみる
- 自分の体験談を中心にまとめてみる
といった工夫をすることで、同じネタを扱ったとしてもオンリーワンな価値を示せる記事に仕上げることができます。
例えば「東京都内のノマドワーカーにオススメのカフェ」という記事が既に検索結果上にあるとしても、そこから切り口を変えてみたり、着眼点を絞ってみるのもいいですよね。
- 東京都内は広すぎるから「丸の内」に絞ろう
- 「電源」というキーワードを使ってみよう
- 深夜でもオープンしているカフェをまとめてみよう
- 東京ではなく「名古屋」でも需要があるかも
といったように、自分が書きたいと思った記事ネタを既に誰かが書いている場合でも、視点をズラしたり絞ったり(あるいは拡げたり)することで、簡単に活路が開けるものです。
また、ブログ運営者自身に(あるいはブログに)ファンがつけば、他の人と記事ネタが被っていようとも、「このブログで書かれている」という事実そのものが価値になったりするものです。
だから「誰かが既に書いているし…」という理由で「記事ネタがない」と悩む必要は全くありません。
ネタ切れとは無縁になるブログの記事ネタの探し方
前置きが長くなりましたが、ここから実際にどうやってブログの記事ネタを探していけばいいのか、具体的にいくつかの手法を紹介していきます。
1.自分が悩んだり困ったりしたことをネタにする
基本的にブログへの集客の導線は「検索エンジン」が考えられますが、なぜ人はわざわざ「検索」という行動を起こすのでしょうか。
その答えは「困っていることや悩んでいることを解決したいから」です。
- 旅行先で会社の同僚にバラまけるような手頃なお土産を探している時
- なぜかエアコンの冷房の効きが弱くなった時
- ふと目にしたCMに出演している女優のことが気になった時
- WordPressを触っていたらサイトが突然真っ白になってしまった時
- 母の日に贈るプレゼントに悩んでいる時
日々の生活の中で生じた悩みや疑問を解決するために、人は検索をします。
自分自身が悩んだり困ったり疑問に感じたことは、他の誰かも同様に悩み困り疑問に感じることである可能性が高いので、素晴らしいコンテンツの肥やしになる可能性を秘めているのです。
2.コンテンツ(映画や音楽やテレビ)の感想をアウトプットする
- 映画やドラマを見たら自分なりの感想を書く
- 新しいアルバムを聴いたりライブに行ったら、そのレビューを書く
- 小説やビジネス書やマンガを読んで、その書評を書いてみる
僕自身も映画を観終わった後は『天気の子 解説』などと検索して、色んな個人ブログの感想記事を読み漁ったりするのですが、人は誰かと感情を共有したい生き物です。
学生時代も、ドラマの話や恋愛バラエティの話、サッカーの代表戦や好きなバンドの新譜について、友達と語り合った人も多いはずです。
何かしらのコンテンツについて、自分なりの意見を交えつつ感想を綴ってみる。これだけで「ネタ切れ」とは無縁になりますよね。
3.トレンドキーワードから記事ネタを考える
アクセスを集めることを第一に考えるのであれば、今話題になっている(検索数やツイート数が多い)キーワードを参考にするのも効果的です。
検索ボリュームが大きいキーワードで検索上位表示できれば、かなりのアクセスが期待できます。

このようにYahooのリアルタイム検索を活用したり、

Googleトレンドを参考にするといいですね。
4.ニュースを見て記事ネタを考える
リアルタイムを見てもわかるように、ニュースになったことは検索数も増えやすいですが、人々の関心の的となっていることを記事ネタにするのは、アクセスアップの観点からも効果的です。

ジャンル特化型のブログを運営している場合は、自分の運営しているブログと関連性の高いニュースから記事ネタを考えてみてもいいですし、雑記型のブログの場合は、閲覧数ランキングやコメント数ランキングから、より人々の関心事となっているニュースを拾うのもいいですね。
従って、ニュースに触れた人が次に気になることは何だろうと考えてみたり、ニュースになっていることそのものを書くのではなく、あくまで「ヒントをもらう」感覚で活用していく姿勢が大事になります。

上のニュース画面だと、例えば「GoToイート」や「鬼滅の刃」について書くことだけを決めて、具体的なキーワードはその次のステップで考えていくイメージです!
5.自分が購入したもの・訪れた場所をレビューする
自分の体験こそ最高の記事ネタです。
自分が実際に体験したことを書くだけでオリジナルな価値になりますが、Googleがブログを評価するときに重視する(と言われている)「独自性」を簡単に出すことが可能になります。
僕の知人でも、購入したものや訪れた場所についてブログに書いて、アクセスアップやアフィリエイト報酬増に繋げている人は大勢います。
- 某英会話の通信講座を受けたレビュー
- ハワイで行ったオススメのハンバーガー屋
- Macbookを持ち運ぶ際のオススメのバックパック
- 女性ファッション誌の付録
何かを購入したり体験したら、そのレビュー記事を書いてあげて、AmazonアソシエイトやASP経由で広告を貼ってあげると、多少なりとも確実に収益の増加が期待できます。
6.ネット掲示板やSNS、Q&Aサイトを参考にする
インターネットはネタの宝庫です。
特にネット掲示板やSNS、知恵袋に代表されるQ&Aサイトは、人々のリアルな声をキャッチすることができます。
みんながどんなことを考えていて、どんなことに関心があるのかを知ることができれば、自ずと「どんな記事ネタに需要があるのか」を知ることも可能です。
普段からネットサーフィンをする機会を増やし、自分自身が気になったこと、世間が気になっているであろうことのストックを増やして、記事ネタ選定に活用していくのは非常に効果的です。
7.同じジャンルのブログからインスピレーションを得る
自分の運営しているブログと近い属性(ジャンル)のブログを見ることで、アイデアの引き出しが広がります。
記事ネタだけでなく「どのような流れで広告に誘導しているのか」とか「内部リンクの繋げ方」などを分析することで、ブログ運営のスキルや知見を更に向上させることも可能となります。
ブログで結果を出している人の大多数が「ライバルサイトの分析」を徹底しています。
ぜひ、自分では気づけなかった視点を得るためにも、市場を知ることへの意識を高めてみてください。
サジェストや虫眼鏡から検索需要を掘り下げる
漠然と「○○について書こう」と決めていても、そこから先どんな内容で具体的に書いていいかわからないというケースもありますよね。
例えば、恋愛に関するブログを作っていて「デート」について書こうとしても、そこから先で何を書けばいいか迷ってしまう場合、まずは実際に検索をしてみましょう。

サジェストに表示されるキーワードを眺めているだけでも、かなりアイデアが湧いてくるのではないでしょうか。
ちなみに、2語で検索してあげると、3語目のキーワードが表示されるので、検索者のニーズがより具体的に見えてきます。

ここまで見ると、より明確に記事ネタのイメージが湧いてきますね。
まとめ:大前提はブログの読者をイメージすること
ブログの記事ネタが思いつかないことに悩む方の多くは「どこかに良い記事ネタがないだろうか」、「記事ネタの探し方を身に付けたい」と思いがちです。
確かに具体的な手法を知ることは非常に大事ですし、だからこそ本記事では7つに及ぶ具体的な記事ネタの探し方をご紹介してきました。
ただ、最も大事なのは「このブログの読者は誰か」であり、そこが定まれば自ずと記事ネタの探し方もクリアになるはずです。
ブログ運営の目的が「見込み客リストの獲得」にあるのであれば、商品やサービスのターゲットになる人を具体的に描いてあげて、彼らが何を求めていて、どんな検索行動を起こすかをイメージすることが大事になります。
特化ブログを運営しているのであれば、ブログにどんなカテゴリーが必要で、どんな記事を入れていくのか、ブログ作成のロードマップを作ってあげることも効果的です。
例えば、雑記型のトレンドブログのようなメディアの場合は「特定のターゲットなんていない」ことになるでしょうが、その場合も「不特定多数の読者を集めること」が目的になるので、検索需要のあるキーワードをひたすらに攻めていけばいいことになります。
このブログは誰にどんな価値を届ける場所なのか、そこを忘れてしまった状態で「記事ネタの探し方がわからない」と悩んでしまっても本末転倒です。まずは「ブログ読者」の存在をイメージした上で、ブログの目的を明確にしていきましょう。
ブログは自己表現の場所として捉えることも可能ですが、ブログで成果を出している人はブログを「他者貢献の場」として捉えているものです。
ぜひ自分の内側ではなく外側に目を向けて、この記事も参考にしながら、ブログの記事ネタ探しを頑張ってみてください。