【キーワード選定】3語の複合キーワードでSEO上位表示を狙う考え方

ブログのキーワード選定に悩む人は多いですが、特にブログ初心者の段階でオススメなのが「3語の複合キーワード」で上位表示を狙うことです。

最近は被リンクやドメインパワー、ブログ運営歴に運営者の信頼性や権威性、コンテンツの質や内部リンクなど、ブログSEOにおいて意識すべきポイントは多岐に渡りますが、「勝てるキーワードを狙うこと」の重要性は非常に高いと言えます。

ただ、特に立ち上げたばかりのサイトだと、なかなか検索ボリュームの大きなキーワードでは勝てないわけですが、そこでオススメなのが、3語の複合キーワード狙いで記事を書くこと。

それでは具体的に解説していきますね。

目次

SEOでアクセスを伸ばすために知っておくべきこと

検索エンジン経由でブログのアクセスを伸ばす方法として、

  • 検索需要の大きなキーワードを狙う
  • 選んだキーワードで上位表示させる

この2点が重要ですが、まとめると「検索需要のあるキーワードで上位表示させれば、結果としてアクセスも集まる」ということになります。

検索上位表示されても、記事タイトルや説明文が検索者にとって魅力的でなければ、クリックされずアクセスも集まりません。しかし、それなりに上位表示されさえすれば、クリック数も期待できるのは事実です。

ブログ記事を上位表示させる流れは2つ

SEOでブログ記事を上位表示させるための方法は、

  • ライバル記事を抜いて上位に行く
  • ライバル不在のキーワードを狙う

ざっくり分けるとこの2つになります。

それぞれを実現させるために、具体的にどういう施策や戦略を取っていくのかを考えていく必要がありますが、ライバルに勝つか、ライバルがいないところで勝負するか、基本はこのどちらかということですね。

個人ブログはドメインパワーが弱い

大手のニュースメディアや、企業が所有しているドメインで運営されているオウンドメディアに対し、個人が運営しているブログは権威性や信頼性に欠けると見なされ、競合した場合、勝ち目は非常に小さくなります。

Googleのコアアップデートで更にその傾向は顕著になりました…!

特にブログを立ち上げて間もない頃は、Googleからブログの存在もちゃんと認識されておらず、ドメインとしての評価も低い(評価がない)状況もあり、更に上位表示が難しくなるわけですね。

だから「ライバルがいる」時点で、どれだけライバル記事よりも良い記事を書いても、上位表示させるまでにかなりの時間を要する可能性があるのと、個人ブログである時点で「いかにライバルと勝負しないか」を考える必要があるわけです。

また、ライバルと勝負しないで上位表示を目指す方法としては「新規キーワードを狙うこと」も効果的です。詳細は下記のリンク先記事をご覧ください。

まずは確実にライバルが弱い場所を狙おう!

個人ブログがSEOで勝つための最適解は「ライバルが弱い(いない)キーワード」で確実に上位表示をさせることです。

例えば「ライダース ジャケット 重い」というキーワードで検索をしてあげると、タイトルにこれらのキーワードが入っている競合サイトが少ないのと、検索意図を満たしているブログが少ない、更に個人が運営しているブログが多いので、割と勝ちやすいキーワードと言えますね。

ちなみに競合が大手の法人サイトやニュースサイトの場合は、仮にタイトルにキーワードが含まれていなかったり、検索意図を満たしていないとしても、個人ブログだと勝ち目が薄いことは多いです。あとはYMYLジャンルは問答無用で個人ブログだと厳しかったりします。

僕は基本的に「個人ブログは普通に戦っていい競合」だと思っているので、上位表示されているコンテンツに大手サイトがなければ、迷わずGOサインを出します。

また、その中でも、上位表示されている記事の中に、検索者が解決したい悩みや疑問にちゃんと答えられている記事が存在しなければ、それらを満たす記事をしっかり作り込むことで、上位表示できる可能性もグンと高くなります。

狙うキーワードに大手のメディアがいるか、いないか。それは個人がブログで勝負する上で、非常に重要な指標になります。

3語以上の複合キーワードを狙うメリット

大手メディアと競合しないでアクセスアップを図る上で「3語以上の複合キーワードを狙う」のは非常に効果的な考え方です。

その理由は、

  • 競合するライバルが少ない
  • 検索意図が明確になる
  • 結果として大きなアクセスが集めやすい

となります。順番に説明していきます。

競合するライバルサイトが少ない

単一キーワードよりも2語の複合キーワードの方が。2語よりも3語の複合キーワードの方が、競合するライバルサイトの数も少なくなる可能性が上がります。

3語の複合キーワードで検索した例

例えば「修学旅行 便利グッズ 100均」で検索してみると、上位3つに入っている記事は「100均で買える便利な旅グッズ」の紹介記事ばかりで「修学旅行ならでは」の要素は全くありません。

これでは「修学旅行の便利グッズを安く探している検索者」のニーズは完璧に満たされませんよね。(校則や独自ルールの多い修学旅行ならではの悩みおよび求められている解決策は絶対にあるはずです)

そこで「修学旅行生もしくはその親の検索ニーズに120%コミットする記事」を書くことができれば、上位表示の可能性はかなり高くなるでしょう。

ただ、もしこれが2語だったら、

2語の複合キーワードの検索結果

と、割と競合がいるんですよね。

一番上の記事は完璧に検索意図に沿っています。東急ハンズで買えるものに限定されていますが、大手企業のドメインということで非常に強いです。

2番目は扱っているテーマがちょっと広い(無駄なものまである)、3つ目はターゲットが絞られすぎている(女子中学生に限定)という問題点はあるにせよ、3語の複合キーワードで検索した時よりは、検索意図に沿ったライバルは多いことがわかります。

検索意図が明確になる

より多くの複合キーワードで検索する人は、少ないキーワードで検索する人よりも、解決したい課題が明確であると言えます。

  • 1語:修学旅行
  • 2語:修学旅行 便利グッズ
  • 3語:修学旅行 便利グッズ 100均

と、複合キーワードが多くなるにつれて、検索者がそのキーワードで検索した理由(知りたいこと)も具体的になってきます。

検索意図が具体的になると、記事においてどんなことを書けばいいのかも自ずと明確になります。

検索ユーザーにとって満足度の高い記事を書くためには、その記事で満たす検索意図を明確にすることが第一です。検索意図を具体的に想定するには、複合キーワードを意識するのがベストです。

単一キーワードで狙うよりもアクセスを集めやすい

複合キーワードを狙うことで、単一のキーワードで狙うよりもアクセスが集まりやすくなる場合もあります。

「修学旅行」およびその複合キーワードの検索ボリューム

こちらは「修学旅行」および「修学旅行のサジェストキーワード」の月間平均検索ボリュームですが、これだけ見ると「修学旅行」が最も検索されているので、「修学旅行」単体で上位表示できたら最もアクセスが集まると思われるかもしれません。

ただ、「修学旅行」単一キーワードで検索する人が仮に10万人いたとしても、その10万人は全員が同じ情報を求めていることにはなりませんよね。

単一キーワードは検索意図がバラけるので、検索者ごとに知りたいことも変わってきます。

「修学旅行」単体で検索する人は、いったい何を知りたいのでしょうか。

  • 持ち物を調べたい人
  • 行き先の候補地を選定しないといけない先生
  • 恋愛関連の悩みで検索する人
  • 行きたくなくてサボり方を知りたい人

と検索意図は様々ですし、検索者の属性も本人だったり親だったり先生だったりと絞りきることができません。

あるいは「修学旅行」単体の検索結果を見て「もっと具体的に検索しないと欲しい情報が手に入らない」と気づき、サジェストや虫眼鏡を参考に複合キーワードで検索し直す人もいるでしょう。

そのため、検索ボリュームが大きいからといって単一のキーワードで上位表示を狙うよりも、検索意図がわかりやすい複合キーワードを狙い、明確なニーズを持った検索ユーザーに対して価値提供できる記事を作り、確実に上位を取った方がアクセスも集まりやすかったりするわけです。

アクセスが集まることでドメインも強化される

ドメインパワーを上げる方法としては「被リンクを増やす」とか「権威性を証明する」といった考え方が有名ですが、「アクセス数が伸びればドメインも強化される」という見方もできます。

正確には、ブログのアクセスが増えることで、Googleのクローラーに認知してもらうことができ、優先的に高頻度でサイトを巡回してもらえるようになるというイメージです。

「ドメインを強化するために、とにかく記事数を増やそう!」と考えて記事更新に励んでいる実践者の方も多いですが、個人的にはアクセスの集まらない記事をどれだけ増やしても非効率なので、まずは確実に少しずつでもアクセスの集まりやすい記事を書いていき、ドメインパワーを徐々にでも上げていく方が良いと思います。

上位表示させてアクセスが伸びたとしても、ユーザーの求める記事を書けていない等の理由で、離脱率が上がったり滞在時間が短くなると、SEOにおける評価は落ちてしまうので注意が必要です。

単一キーワードや2語でも上位表示させるには

3語で上位表示を取ることができて、アクセスを伸ばすことができたら、時が経てば自ずと2語 or 1語でも上位表示されるのではないかと思われるかもしれません。

  1. 「修学旅行 便利グッズ 100均」で上位表示
  2. その結果「修学旅行 便利グッズ」でも上位表示

という流れですね。

もちろん、3語で上位表示されることで、その記事がGoogleから適正に評価されるようになり、自ずとより抽象度の高い2語のキーワードでも上位表示されるようになるのは、よくあることです。

そもそも3語がタイトルに含まれている時点で、3語内の2語 or 1語もタイトルに含まれていますからね…!

ただし、注意しないといけないのは、3語で検索意図を満たしている記事が、必ずしも2語や1語になった時にも検索意図を満たすわけではないということです。

例えば、

【2021年】子供が喜ぶおせち通販のオススメ5選!

というタイトルの記事があった場合「おせち 2021 子ども」という検索需要は満たすことができても、「おせち 2021」という検索需要は満たすことができないですよね。

そもそも「おせち 2021」という抽象度のキーワードの場合は、大手百貨店や通販サイトが上位を独占していて、個人ブログが入り込む余地はないかもしれません。

したがって、基本的には個人ブログは「特定の検索者の特定のニーズに対応する記事」を書くことに特化して、もし抽象度の高いキーワードについては、まとめ記事を書いて内部リンクで繋げてあげるといった戦略をとることをオススメします。

ということで、今回は「個人ブログにおいては3語の複合キーワードを狙うと、効果的にアクセスを集めやすい」というテーマでお伝えしました。

もちろん、狙うキーワードやジャンルによって2語でも十分に検索意図が絞れたり、勝負できる市場を選ぶことができますので、そこは臨機応変にやっていきましょう。

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